雑学−玄米食のメリット、デメリット
海外のセレブや芸能人、スポーツ選手に人気の「玄米食」。
健康食としてのイメージの強い玄米食ですが、メリットとデメリットがありますのでご紹介します。
≪メリット≫
- 便秘解消・ダイエット効果、腸内環境整備
(よく噛むことでの満腹感、食物繊維豊富での満腹感、デトックス作用があります。)
- リラックス効果、ストレス軽減効果
(玄米の栄養素GABA(ギャバ)というアミノ酸の一種がストレス軽減効果があることが認められています。)
- 血糖値の安定、改善効果
(全粒穀物でゆっくり吸収)
栄養成分が豊富
玄米には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。中でも多く含まれるビタミンB1は糖質(ごはんの主成分)をエネルギーに変えるために必要なビタミンで、不足すると疲れやすく、元気がなくなります。
胚芽の部分に多く含まれるビタミンEはには、細胞の老化を防いで若さを保ったり、血中コレステロールを下げて動脈硬化を予防する働きがあります。また、食物繊維は、排便をスムーズにして便秘を防いだり、腸内の有害物質を体の外に出すため大腸がんなどの予防に効果的です。さらに、胚芽にはギャバというアミノ酸の一種が含まれ、血圧を下げる作用もあります。
食品成分
(100g当たり) |
エネルギー
(kcal) |
食物繊維
水溶性(g) |
食物繊維
不溶性(g) |
ビタミンB1
(mg) |
ビタミンE
(mg) |
鉄
(mg) |
玄米 |
350 |
0.7 |
2.3 |
0.41 |
1.3 |
2.1 |
白米 |
356 |
- |
0.5 |
0.08 |
0.2 |
0.8 |
≪デメリット≫
- 残留農薬の可能性
残留農薬は玄米のヌカ層の部分にあるといわれていますので、玄米で召上がる場合は無農薬栽培や減農薬栽培を選ぶことをお勧めします。(残留農薬は白米にすることで約80%を除去できるともいわれています。)
- 玄米は消化、吸収を妨げる
消化しづらくよく噛まないと胃腸に負担がかかります。